世紀末オカルト学院

  • 「スプーン曲げ」の奇跡
  • 「スプーン曲げ」の奇跡 第2回
  • 不思議体験募集
  • 伊藤監督×「月刊ムー」三上編集長 対談スペシャル  Part 1
  • 伊藤監督×「月刊ムー」三上編集長 対談スペシャル  Part 2
  • 伊藤監督×「月刊ムー」三上編集長 対談スペシャル  Part 3
  • 伊藤監督×「月刊ムー」三上編集長 対談スペシャル  Part 4
  • 伊藤監督×「月刊ムー」三上編集長 対談スペシャル  Part 5

“終焉”のはじまり

ノストラダムスの“世界滅亡の予言”は外れていない――。「ムー」編集長・三上氏が語った驚愕の事実。その言葉に秘められた真実とは…?

伊藤「ノストラダムスの予言は、当たっていたということですか?」

三上「世界の破滅を予言したとされる四行詩をよく思い出してみてください。実はこの詩は“1999年に世界が破滅する”とは予言していないんですよ」



「1999年7の月
 天から恐怖の大王が降ってくる
 アンゴルモアの大王をよみがえらせ
 その前後マルスは幸福の名のもとに支配するだろう」

――――ノストラダムス「諸世紀」より


三上「“7の月”は、現代でいう8月だと解釈されています。ちょうどこのとき、地球を中心に惑星が十字に並ぶ“グランドクロス”が起きていました。この詩でまず予言されているのは、“1999年8月に恐怖の大王が現れる”ということ。そのことによって、世界がただちに滅亡するとは明言されてはいない」

伊藤「確かに…。予言に記されているのは“恐怖の大王がアンゴルモアの大王をよみがえらせる”ことと、“マルスが幸福の名のもとに支配する”こと――ですね」

三上「予言に登場するのは3者。“恐怖の大王”“アンゴルモアの大王”“マルス(火星・軍神=軍事力の象徴)”という3つの存在です。3つの存在で思い起こされるのが、キリスト教が説く3つの位格――“父と子と聖霊”です。これに敵対する勢力として“サタン・獣・偽預言者”の存在が聖書の黙示録に記されていますが、これらはキリストの死を契機にこの世界に出現したといわれています。十字架に杭で打ちつけられ、磔刑に処された神の子・イエス。それと同じことが1999年8月に起こりました。地球は、かつてのイエス同様“グランドクロス”によって生じた惑星の十字に磔になったんですよ。あの1999年8月――あの日を境にすべてはもう始まっているんです。隕石や災害のような分かりやすい形ではない…もっと恐ろしい“何か”がね」

世界の滅亡は始まっている。この未来は不変で、不可避なものなのだろうか。我々に残された希望はないのだろうか。

三上「本当のことは、驚くほど一般には知られていないものです。人類の歴史上、時の支配者たちは連綿と真実を覆い隠してきた。その方が“支配”しやすいからです。“オカルト”とは、そもそも“隠されたもの”を意味する言葉。そこに“本当の真実”が隠されているのです」

(続く) 第5回を読む